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シルク生地の特徴とは?シルクの長所と短所をご紹介


古くから多くの人に愛されてきたシルクは、高級品として珍重されてきました。
つややかな生地になめらかな肌触り。シルクにさわるだけでうっとりしてしまいますよね。
人々を魅了するシルクの特徴はどのようなものか、ご紹介いたします。



シルク生地の長所

シルク生地の長所は数多くありますが、ここでは5つご紹介します。

1.お肌にやさしい
2.吸湿性・保湿性に優れている
3.静電気が起きにくい
4.紫外線をカットしてくれる
5.燃えにくい

順番に見ていきましょう。


1.お肌にやさしい

シルクはお肌にやさしいという話を聞いたことはありませんでしょうか?
シルクは主体である「フィブロイン」のまわりを「セリシン」という物質が取り囲んでできています。
このセリシンには保湿性が非常に高い成分が含まれており、これがお肌に潤いを与えてくれる正体。
潤い成分を含んでいるシルクを身にまとうことで、
皮膚を乾燥から守り、保湿を維持してくれることになるのです。


2.吸湿性・保湿性に優れている

シルクは水分を調節する貯水ダムのような親水基分子を多く含んでいます。
また、繊維の間にたくさん空気を含むことができる構造。

そのため、綿に比べて約1.5倍も吸水性が高く、放湿性が高いのが特徴です。
汗を溜め込まず、素早く放湿します。
シルクを着ると夏は涼しく、冬は暖かく感じられるのは、このおかげです。

また、細菌の繁殖を抑え、アトピーや床ずれなどの防止と治療に効果があると言われています。


3.静電気が起きにくい

シルクは化学繊維と比べて静電気を起こしにくい素材です。

静電気は衣服同士の摩擦により発生し、乾燥した状態に伝わりやすいもの。
シルク同士を着ていれば、その心配を減らせます。

ピリッとくる不快感もなく、チリやホコリを寄せ付けにくい繊維です。


4.紫外線(UV)をカットしてくれる

シルクの原料であるまゆは、蚕を殻で覆うことで紫外線から守る役割があります。
そのためシルクは、UVカット効果に優れている素材です。


5.燃えにくい

化学繊維は約200度で燃え、有害物質を発生します。

シルクは300~460度にならないと燃えない、高い難燃性が特徴。
有毒物質は発生しませんので、万一の火災が発生した時に、やけどの危険性を軽減します。



シルク生地の短所

シルクの短所についても紹介していきます。



1.摩擦に弱い

シルクは傷つきやすく、摩擦に弱いのが特徴。
生地の性質として、引っ張られた時の強度は羊毛や綿よりも強い素材ですが、
擦れてしまうと傷がつくため、丁寧に取り扱いましょう。

そのため、表面の粗い場所に座る時などには注意が必要です。
また、ムシに刺されて掻く時も、シルクの上から直接掻くと、シルクによくありません。


2.黄色く変色しやすい

動物性タンパク質でできているシルクは、直射日光を浴び続けると黄ばんでしまいます。
これは人間の肌と同じで、日焼けしてしまうのが原因。
シルクは紫外線から素肌をまもってくれますが、シルク自体が紫外線を吸収し、変色してしまうのです。



まとめ

シルクは、古くから人々に愛されてきた歴史ある素材です。
ルルルでは、もっと多くの人にシルクを知っていただきたい。
毎日シルクを感じてほしいと考え、様々なシルク商品をご紹介しています。

シルクの特徴を理解し、シルクがある生活を楽しんでいきましょう。