シルク（絹）製品の美容と健康に優れた効果について

ルルル株式会社のブログではシルク製品や所在地の京都市の情報を発信していきます。第2回目はシルク製品の美容と健康に優れた効果について紹介します。シルク（絹）は、クレオパトラや卑弥呼も使用していたと言われています。シルクは光沢があり美しく、染料に染まりやすいので加工がしやすかったのが魅力だったのだと考えられます。しかし、昔の人はシルクの魅力はそれだけでなく、自然と美容と健康に優れていることに気付いていたはずです。だからこそ、日本では着物の素材とされ、クレオパトラや卑弥呼も使用していたのです。

アミノ酸を含んだタンパク質繊維

シルク（絹）は、蚕（カイコ）の繭から作られます。蚕の繭はタンパク質でできた天然繊維です。他の素材にはない純粋なタンパク質繊維です。近年、技術の進歩により、シルク（絹）に含まれているタンパク質の機能の解明が進み美容や健康に良いことがわかりました。タンパク質は肌の成分に近い20種類ほどのアミノ酸できています。代表的なアミノ酸はアラニン・グリシン・チロシンがあります。肌の成分に近いですから、シルク製品を着用しても人の皮膚に自然と馴染みます。また、前述したアラニンは臓の働きを助けるアミノ酸です。シルクに含まれているアミノ酸は健康にも良いのです。

しなやかな肌触りが皮膚に優しい

タンパク質に含まれているアミノ酸だけでなく、シルクのしなやかな肌触りは皮膚に優しく、美容と健康に良いです。シルクの肌触りの良さは繊維が細いからです。蚕（カイコ）の繭は自然が作り出しています。人では作ることができないきめ細やかさがあります。皮膚に優しいので、普段から敏感肌を気にしていたり、アトピーの人にが着用しても安心です。おすすめはシルクの肌着とパジャマです。寝ている時こそ、肌に触れている素材を気にして欲しいです。

紫外線をカットしてくれる

シルクは紫外線で黄色に変色します。しかし、紫外線に弱いわけではなく、逆に強いのです。蚕は繭に包まれていますが、蚕を紫外線から守るために繭は紫外線をカットする力があります。シルク製品は、紫外線の中でもUV-B波、UV-C波を吸収します。UV-B波、UV-C波は肌の大敵といわれており、美容効果は抜群です。シルクの紫外線カット率はなんと90%前後。これだけ高い数値を記録するのは珍しいです。シルク製品を着用するだけで紫外線を心配する必要はなくなります。シルクの紫外線に強いことは、美容や健康だけでなく、医療の分野でも注目されています。

静電気に強い

冬の乾燥した時期の悩み、静電気。ドアノブに触れたときに発生することが多いですが、着替え時にもバチバチ静電気が発生することがあります。静電気が発生すると、ビタミンCやカルシウムが身体から流れ出します。それによって、肌荒れ、貧血、免疫力低下の悪影響があります。また、皮膚が傷ついてしまうので、美容にも良くありません。着替え時に静電気は繊維が摩擦して発生します。繊維の電気抵抗が大きいと静電気が蓄積される量が大きくなります。シルクは吸湿性に優れており、電気抵抗が少なく、静電気が起こりにくいです。

吸湿性がある

吸湿性とは空気中の水分を吸収することです。シルクは吸湿性に優れており、なおかつ放湿速度も大きいです。つまり、汗をかいても、吸収が早く、すぐに乾くということです。汗をかいても吸収されなければ皮膚に悪い影響があります。衣類に吸収されてもすぐに乾かなければ、臭いがして不潔な印象を与えます。シルクはその心配もありません。吸湿性と放湿速度の性質を生かして、シルクはスポーツウェアにも活用されています。また、寝ている時に人は大量の汗をかきます。シルクは睡眠の質もあげてくれます。

通気性・保温性に優れている

衣類の着用時の快適さは通気性が重要です。人からは1日1リットル程度の水分が発散されます。シルクは吸湿性と放湿速に優れていますから、通気性も抜群です。同じ天然素材である、綿も吸水性は高いのですが、シルクは綿の1.5倍程度とかなり優れています。ちなみに、シルクは繊維の間に空気をたくさん蓄えることができます。それによって、外の暑さや寒さに影響されにくいです。保温性があるシルクは夏は涼しく、冬は暖かいのです。

衣類だけじゃないシルク製品

京都は着物をはじめ、シルク製品が豊富です。ドレスにもシルクが使われています。フォーマルなものだけでなく、ブラウスやセーター、カーディガンなどから、当店の主力であるパジャマ・肌着にもシルクは素材として人気があります。シルクは吸湿性、通気性、保温性、帯電性など優れた機能がたくさんあり常に注目されている素材です。